カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ お客様の声 サイトマップ
RSS
カートを見るショッピングガイドお問い合わせサイトマップ

ランドセル講習会

ここでは、天然素材のことから、ベルちゃんの考え、ご使用の注意点・お手入れ方法などをご紹介します。

ランドセルの基礎知識」もご覧ください。

目次
1.天然皮革の特性について
2.男性的なつくり
3.ランドセルは熟成期間が必要です
4.思い出してください。
5.修理の3分の1はお友達のイタズラ?
6.ランドセル選びは大人のリードで
7.6年間新品のままではありません。
8.修理はリフォームではありません。
9.背負い心地
10.お求め後の保管
11.入学前の準備
12.カブセの開閉
13.背カン
14.金具
15.ナスカン・Dカン・防犯ブザー提げ金具
16.内装と底
17.大マチの横ベルト
18.シンナーなどの溶剤厳禁
19.化学反応に注意
20.錠前
21.ファスナーは大回り
22.ヒビ割れ・シワ・型崩れ
23.お手入れ方法
天然皮革の特性について
天然皮革は、もともとキズやシワのある素材です。ランドセルを造るときに、大きなシワやキズなどを避けて裁断しますが、人工素材のように見た目が均一というわけにはいきません。小さなキズや少々のシワがあるのは天然皮革の証です。

天然皮革のランドセルを2~3年使うと、しっとりと使い込んだ本物の雰囲気になってきます。見た目がきれいな合成皮革や人工皮革では、この楽しみを味わえません。天然皮革は、使いながら時間をかけて風合いが出てくるのを楽しむものです。

ランドセルの基礎知識」をご覧ください。
↑このページのトップへ
男性的なつくり
「ランドセルって、バッグほどきれいじゃないんですね」とおっしゃるお母さまがおみえです。
お母さま方のバッグは、アクセサリー感覚でいいのです。バッグに合わせてお使いいただけます。ところが、びっくりするような乱暴な使い方をされることもあるランドセルは、そうはいきません。バッグの何倍も丈夫になるよう、厚い生地を太い糸で粗く縫って造ります。ですから、男性的な仕立てになって、女性的な繊細なきれいさには仕上がりません。
ランドセルとバッグでは、仕立て方が全く違いますから、バッグを基準にしてはいけないのです。
↑このページのトップへ
ランドセルは熟成期間が必要です
できたてのランドセルを嬉しがる方がいらっしゃいますが、できたてのランドセルは取り扱い注意です。

染料は染めてから数ヶ月掛けてゆっくり浸み込んで安定します。それまではかなり不安定です。
できたばかりのランドセルには、造るときに使った接着剤や化学薬品が揮発しないで残っています。
仕上がっても接着剤が乾いて完全に密着するまでは、半熟卵のようで安定していません。

これらを総合的に考えると、3月初めまでにはお手元にあるようにしたいものです。
ランドセルには熟成期間が必要です。生鮮食品と勘違いして「出来たてを3月末にお受け取り」は避けたいものです。

↑このページのトップへ
思い出してください
小学生の頃、ランドセルを遠くまで投げる競争したとか、お尻に敷いて座ったとか、振り回したはずみで川へ落としてずぶ濡れになったとか、友達に引っ張られてマチが破れたとか、修理に出して戻ってくるまで、代わりのカバンを嫌な思いで使ったこととかを、すっかりお忘れのお父さま・お母さまが多いような気がします。
そういった経験を思い出してランドセルを選ぶのは大切なことです。お子さまは、「エェー!?」と叫びたくなるようなことをなさりますから。
できれば、お母さま・お父さまがお使いになったランドセルをご覧になってください。「こんなになっていたのか!?」とびっくりされると思います。

6年後のランドセル」 をご覧ください。
↑このページのトップへ
修理の3分の1はお友達のイタズラ?
「女の子だからランドセルを壊すなんて・・・」と考えるのは危険です。故障の3分の1くらいは、お友達のイタズラやおふざけ起こります。勢いが止まらないことがある低学年では、お子さまが大事に使っていても、お友達がメチャをしてしまうことがあります。「いじめ」とは違った「ふざける」というコミュニケーションがある子供の世界では起こりがちです。
↑このページのトップへ
ランドセル選びは大人のリードで
ころころ変わるお子様の好みのランドセルを探し回って、へとへとのご両親や、お子様とご両親でお求めになりたいランドセルが違って、困り切った表情のお方がご来店なさいます。
そういうお方は園でもらったパンフレットがきっかけで、ご両親がよく分からないうちに、ズルズルとランドセル選びが始まってしまったようです。
お子様の先回りをして少し勉強して、お子様をリードできるようになってから、親子でランドセル選びをお始めになったほうがいいようです。

ファッション感覚で選ぶことが多い女の子は、ご両親と好みが違って揉める事がよくあります。
「あなたのだから・・・」と言うと、お母様が嫌いなランドセルでも、「これにする!」となってしいます。  「お母さんと一緒に探そうね」と言って、やさしくリードしてあげてください。

こちらもご参照ください。
何でも質問箱 9.オレンジ色を買ったのですが・・・
何でも質問箱 20.親(母)と子(女子)で好みの色が違って困っています。
↑このページのトップへ
年間新品のままではありません
お使いになれば、キズ・シワ・小さな亀裂・汚れなどができて、6年間新品のままではありません。ところが、ランドセルの思い入れが深いお客さまは、この事を忘れてしまわれるようです。
たいていのお子さまは、大人のようにランドセルを傷つけないように使ってはいただけません。それが普通です。
できれば、お母さま・お父さまがお使いになったランドセルをご覧になってください。「こんなになっていたのか!?」と、びっくりなさると思います。
壊れては困りますが、6年後にはキズもシワも良い思い出になりますよ。おおらかな目で見守ってください。
↑このページのトップへ
天修理はリフォームではありません
「キレイにしたいから、修理のついでにココとココも・・・」と、修理の必要がないところをご指定のお方がございます。修理は、リフォームして新品のようにすることではありません。時々、修理とリフォームを混同なさっておみえのお方がいらっしゃいます。大切に思うあまり、ほとんどリフォームのような修理を依頼されて困惑することがあります。

修理について」をご覧ください。
↑このページのトップへ
天修理はリフォームではありません
「うちの子にピッタリとフィットしたランドセル」をお探しのお方があります。
ご来店いただいて試着していただくと、お子さまに「これ背負いやすい?背中や肩痛くない?教材が入るともっと重くなるのよ!」と、しきりにおっしゃいます。お子様は困り切った顔をなさってみえます。
何度も何度も尋ねると、お子さまは訳が分からなくなってしまいます。大人が見て、優しく聞いて判断してあげてください。

お子様の体格はどんどん変化しますから、あまりピッタリ合わせすぎると、数年後に合わなくなってしまいます。6年間の体格の変化を考えて選びましょう。
お子様は、横に傾いたり、前かがみになったり、お尻を突き出してあごを上げた姿勢やダラーとした姿勢で背負いがちです。正しい姿勢で背負わないと、背負い心地は分かりません。最初、「背負いにくい」と言っていたお子様が、正しい姿勢になると「これならいいよ」というケースがよくあります。
動く背カンは出っ張った部分が背骨に当たって痛いことがあります。
ピッタリの背負い感には、とんだ落とし穴があることも・・・・・

ベルちゃんランドセルは、長年の経験から、背負い心地良く製作してあります。

お子様のご成長を考えると、購入時には、ややファジーな背負い感のランドセルがベストです。

何でも質問箱 8.ランドセル選びを失敗してしまいました。」をご覧ください。
↑このページのトップへ
お求め後の保管
お買い求めの後は、お渡しの時の状態で、高温多湿にならないように保管してください。
キズ防止のために掛けてあるビニール類は、間に挟んだ保護紙を取ると、癒着するおそれがあります。
ご家庭で試着する時は、カブセに掛かっているビニールと保護紙を付けたまま行ってください。
時々、ご入学前に家具に当てて傷をつけてしまい、「何とかなりませんか?」というお方がございます。
↑このページのトップへ
入学前の準備
肩紐の先を下紐(短い紐)の横長の穴に通してから金具に装着し、背負う状態に組みなおしてください。
肩紐は、使用する時とは逆向きにセットされていますので、反対向きに癖が付いています。
組み直したら、肩紐の取り付け部分15cmほどを、しごく背負いやすくなります。特に、ニューベルト仕様のものは行ってください。

肩紐は、「気をつけ」の姿勢で背負って、脱着が容易にできるほどの余裕がある長さベストです。


お尻を突き出してあごを上げた姿勢や、前かがみの姿勢で調整すると違和感を感じることがあります。お子さまの姿勢に気をつけて調整してください。

肩紐の組み方
↑このページのトップへ
カブセの開閉
カブセを強く逆方向に曲げると、取り付け部分にシワやヒビ割れや生地の剥離などが起こるおそれがあります。
教材を出し入れするときや学校のロッカーに収納するときが要注意です。
↑このページのトップへ
背カン
背カンの金具に指を入れて持つと、骨折や切り傷などのおそれがあります。ご注意ください。
↑このページのトップへ
金具
金具が黒くなることがありますが、金属同士の擦れによるもので異常ではありません。
また、最初から、少し黒っぽいメッキを施した金具を使う場合もあります。
↑このページのトップへ
ナスカン Dカン 防犯ブザー提げ金具
これらは、お子様の安全のために、一定の負荷が掛かると壊れるように設計されています。重いものを提げるようには造られていません。肩紐の防犯ブザー提げ金具に防犯ブザー以外を提げるのは危険です。
また、これらのものは、わざと余裕を持たせて動くように造ってあります。アソビがあって動いたほうが破損や故障が少ないからです。

「手で持つのはカワイソウ」と考えて、ランドセルの外側に色々な物をたくさん提げると、引っかかって転倒したりして、交通安全上危険です。ベルちゃんは、補助カバンを上手にお使いになることをお奨めしています。
提げ紐が長すぎると、ガードレールなどに引っかかって大変危険です。適正な長さに調してあげてください。
↑このページのトップへ
内装と底
大マチの内張は、擦れに強い薄くて丈夫な人工素材でできています。
長年使ってもほとんど故障がない素材ですが、表素材と伸縮の違いで、シワや浮きが少し出る場合があります。そうなっても簡単に破れたりしない素材です。

大マチの底は、硬い底板の上にクッションが入った人工素材の座布団を貼り付けています。万一、底を修理するときは、座布団をはずして行うためです。また、この仕立だと、底がひどく汚れたとき張り替えが簡単に出来る上に、クッションが入っているので教材が傷みません。

★ランドセルには、壊れたときにサット直せる機能も必要なのです。

↑このページのトップへ
大マチの横ベルト
大マチの横ベルトに物を提げないでください。損傷の原因になります。
↑このページのトップへ
シンナーなどの溶剤厳禁
シンナーやベンジンなどの溶剤は使用しないでください。変色、脱色や生地の変質を起こすことがあります。
市販のクリーナーや汚れ落としにも溶剤を使っているものがあります。目立たないところでテストしてからお使いください。

「溶剤を使って変質してしまった」は失敗原因の上位を占めます。剤の使用は厳禁です。
↑このページのトップへ
化学反応に注意
ビニール袋や樹脂加工されたものと、長時間密着させると、化学変化で癒着することがあります。
カブセに掛ける黄色のカバーも、化学反応を起こして癒着を起こすことがあります。時々、取り外して、汚れや湿気がたまらないようにしてください。梅雨時や夏休みのように高温多湿の時は、特に要注意です。

癒着すると元に戻りません。その部分の交換修理になってしまいます。
↑このページのトップへ
錠前
ボックスマチの錠前は、最初の頃は2段目に掛かりづらく仕上がっています。暫くお使いになって、変形してくると掛かるようになります。ご使用後のランドセルの変形を考慮して設計しているためです。
↑このページのトップへ
ファスナーは大回り
ファスナーは、引っ張る部分を
【1】少し持ち上げ気味にして
【2】大回りで開閉してください。
スラス(スライダー)を押し付けての開閉や力任せの開閉は破損の原因になります。

お子さまは、引っ張りを押し付けて近回りで開閉したり、引っかかると力任せに開閉しようとなさいますので、特にご注意下さい。これらは、ファスナー使用法の基本です。お子さまの身に付けてあげてください。
↑このページのトップへ
ヒビ割れ・シワ・型崩れ
肉厚の素材で仕立てると、肩紐・下紐・カブセなどにひび割れが出来ることがありますが、ベルちゃんの職人さんは、そうなっても大丈夫なように製作しています。

ランドセルは、最初の1~2年の間に、ある程度のヒビ割れ・シワ・型崩がおきます、その後安定してきます。1年生のときに、ちょっとしたシワ・ヒビ割れ・ゆがみを見つけて、「これが6年間で6倍になると・・?!」と、心配なさらなくてもいいですよ。
↑このページのトップへ
お手入れ方法
濡れた時は、柔らかい布で拭取った後、必ず陰干しで、ゆっくり乾燥させてください。
暖房機器の近くや日干しで乾かすと、変形や素材の劣化を起こすことがあります。厳禁です。
よごれた時は、薄い中性洗剤で拭取り、水拭きの後に陰干ししてください。
保革クリームなどを使う時は、厚塗りにご注意ください。塗りすぎで生地を傷めてしまう場合があります。
また、素材に合うかどうかを、目立たないところでテストしてからお使いください。


ベルちゃんランドセルは、あまりお手入れをしなくても良い素材を選んで造ってありますので、お手入れは、すごく汚れた時だけで十分です。大切にするあまり、「お手入れしすぎて失敗」のお方もございます。
↑このページのトップへ

ページトップへ